藤井聡太四段が19連勝! 竜王戦の本戦出場決定し初賞金90万

将棋の最年少棋士、藤井聡太四段(14)が5月25日、東京都渋谷区の将棋会館で第30期竜王戦6組ランキング戦の決勝に臨み、近藤誠也五段(20)に102手で勝ちました。

これで藤井四段は、昨年12月に加藤一二三九段(77)とのデビュー戦に勝利して以来、無傷の19連勝を達成しました。

19連勝は歴代の連勝記録として単独7位です。

また、渡辺明竜王(33)への挑戦権をかけた本戦トーナメントへの出場権と、プロとして初の賞金90万円をゲットしました。

中学生とはいえ、実力はプロの中でも抜きん出ていて、まさに自分の技量でつかんだ初賞金です。

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出典:http://news.mynavi.jp/news/2017/05/19/136/

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藤井四段も徐々に強い騎士と対戦

藤井四段は、いったいどれくらい強いのでしょうか?

連勝を続ければ続けるほど、徐々に強敵とぶつかることになるのが将棋の世界です。

この日対戦した近藤五段も、ベテラン棋士から「段位を超えた実力者」と評価されています。

そんな強敵を相手にしても序中盤から自分のペースに引き込んで、得意の終盤力で競り合う前に、早い段階で勝負を決定づけました。

竜王戦ランキング戦の持ち時間は各5時間です。

決着が深夜に及ぶこともありますが、藤井四段は約2時間も残すほどの完勝でした。

解説を務めた飯塚祐紀七段も「序盤の構想で決まった。ただただ舌を巻くばかり」と驚き続けていました。

佐藤慎一五段も「三段当時からも進化している。実力に段位が追いついていない」と高評価です。

藤井四段の竜王戦の本戦出場を決定

棋士もファンもまさかここまで来るとは思いもよらなかった奇跡が続いています。

藤井四段はこの日の勝利で竜王戦の本戦出場を決めました。

初戦で藤井四段と対戦する5組優勝の増田康宏四段(19)をはじめ、各組の成績上位者とトーナメント方式で戦っていきます。

このまま勝ち進むと、実質デビュー1年目となる今年、いきなり渡辺竜王との七番勝負の権利を得る軌跡も有り得ます。

各メディアでは、藤井四段を「絶好調」とするところもあるが、今が好調なのか、普通なのかも不明です。

今後どれだけ勝利を重ねていけるか見守っていきたいですね。

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連勝の軌跡をたどる

◆藤井聡太四段の連勝一覧
 2016年12月24日 加藤一二三九段 竜王戦6組ランキング戦

 2017年1月26日 豊川孝弘七段 棋王戦予選

 2017年2月9日 浦野真彦八段 竜王戦6組ランキング戦

 2017年2月23日 浦野真彦八段 NHK杯予選

 2017年2月23日 北浜健介八段 NHK杯予選

 2017年2月23日 竹内雄吾四段 NHK杯予選

 2017年3月1日 有森浩三七段 王将戦予選

 2017年3月10日 大橋貴洸四段 新人王戦

 2017年3月16日 所司和晴七段 竜王戦6組ランキング戦

 2017年3月23日 大橋貴洸四段 棋王戦予選

 2017年4月4日 小林裕士七段 王将戦予選

 2017年4月13日 星野良生四段 竜王戦6組ランキング戦

 2017年4月17日 千田翔太六段 NHK杯1回戦

 2017年4月26日 平藤真吾七段 棋王戦予選

 2017年5月1日 金井恒太六段 竜王戦6組ランキング戦

 2017年5月3日 横山大樹アマ 新人王戦

 2017年5月12日 西川和宏六段 王将戦予選

 2017年5月18日 竹内雄悟四段 加古川青流戦

 2017年5月25日 近藤誠也五段 竜王戦6組ランキング戦決勝

 ◆歴代連勝記録
 1位 神谷広志八段 28連勝 1986~87年

 2位 丸山忠久 九段 24連勝 1994年

 3位 塚田泰明九段 22連勝 1986年

 4位 羽生善治三冠 22連勝 1992年

    山崎隆之八段 22連勝 2002~03年

 6位 有吉道夫九段 20連勝 1984年

 7位 藤井聡太四段 19連勝 2016~17年