羽生善治氏と井山裕太氏に国民栄誉賞を授与 歴代受賞者は?

政府は2月13日の夕方、将棋の羽生善治氏囲碁の井山裕太氏国民栄誉賞を授与しました。

羽生善治氏は将棋で史上初の永世7冠を達成し、井山裕太氏は囲碁で初めて2度の7冠独占を果たしています。

どちらも普通では考えられないくらいの偉業です。

安倍晋三首相は首相官邸での表彰式で「歴史に刻まれる偉業を達成し、多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えた」と2人をたたえ、表彰状と盾を手渡しました。

国民栄誉賞の歴代受賞者もまとめてみました。

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羽生氏と井山氏のコメント

将棋、囲碁それぞれの棋士の受賞は今回が初めてとなります。

表彰式後、2人は東京都内でそろって記者会見しました。

羽生氏は「棋士として引き続き前向きに進んでいかなくてはいけないと決意を新たにした」と語りました。

井山氏は「受賞は今後への期待と解釈している。少しでも成長していけるよう努力していく」と話していました。

2人のコメントに共通するのは、まだまだ現役として進化し続けることを宣言していることです。

この2人が現役でいる以上、他の棋士たちにとっては大きな壁となり、かつ目標ともなるでしょう。

国民栄誉賞の記念品は?

受賞者2人には記念品として、「7冠」にちなんだ「七宝彩釉群鶴文硯箱(しっぽうさいゆうぐんかくもんすずりばこ)」と、硯、筆、墨が贈られました。

2人は返礼として、羽生氏は将棋盤と将棋駒、井山氏は碁盤と碁石を首相に進呈しました。

羽生は弘山作、水無瀬書の盛り上げ駒と二寸盤。

井山は、現在ではほぼ枯渇してしまったという日向産の蛤碁石と、萱製の基盤、碁石入れでした。

井山の囲碁セットは正規品の約3分の1という特注品です。

羽生氏と井山氏の偉業

羽生氏は昨年12月、新タイトル「叡王」を除く7大タイトル全てで永世称号を獲得。

井山氏は同10月の名人位奪還により2度目の7冠独占を成し遂げました。

羽生氏もかつて7冠独占したことがあり、その当時は今の藤井五段のように羽生フィーバーが起きていました。

2人は誰も成し遂げたことのない前人未到の記録を達成

今後も活躍が期待されています。

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国民栄誉賞の説明と歴代受賞者

国民栄誉賞というものは「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与え」た人を対象に、1977年に創設された。

スポーツや芸能の分野を中心に過去に23人と1団体が受賞しています。

歴代受賞者は以下の通りです。

表彰年 受賞者 職業など 主な受賞理由、功績など
1977年 王貞治 プロ野球選手 ホームラン新記録達成(通算756本)
1978年 古賀政男 作曲家 「古賀メロディー」作曲による実績
1984年 長谷川一夫 俳優 卓越した演技と映画演劇界への貢献
1984年 植村直己 冒険家 世界五大陸最高峰登頂
1984年 山下泰裕 柔道選手 前人未到の記録達成
(ロサンゼルス五輪で金メダル)
1987年 衣笠祥雄 プロ野球選手 前人未到の記録達成
(連続試合出場)
1989年 美空ひばり 歌手 国民に夢と希望を与える歌謡曲を
歌唱
1989年 千代の富士 大相撲力士 相撲界への著しい貢献
(通算勝ち星最高記録更新)
1992年 藤山一郎 歌手 歌謡曲を歌唱し、美しい日本語の
普及に貢献
1992年 長谷川町子 漫画家 家庭漫画「サザエさん」を執筆
1993年 服部良一 作曲家 数多くの歌謡曲を作曲
1996年 渥美清 俳優 映画「男はつらいよ」シリーズで
の人情味豊かな演技
1998年 吉田正 作曲家 「吉田メロディー」作曲による実績
1998年 黒澤明 映画監督 不朽の名作を数多く生み出し、世界
の映画史に足跡
2000年 高橋尚子 マラソン選手 シドニー五輪で陸上競技・日本女子
選手初の金メダル
2009年 遠藤実 作曲家 世代を超えて長く愛唱される名曲を
作曲
2009年 森光子 女優 舞台「放浪記」主演2000回超など
多彩な活躍
2009年 森繁久彌 俳優 映画、演劇、放送の各分野で第一線
で活躍
2011年 FIFA女子ワールド
カップ ドイツ
2011日本女子代表
チーム
女子サッカー
チーム
2011年女子W杯ドイツ大会優勝
2012年 吉田沙保里 レスリング選手 競技史上前人未到の世界大会13連覇
2013年 大鵬 大相撲力士 大相撲史上最多32回の幕内優勝
2013年 松井秀喜 プロ野球選手 野球界に世界的な功績と新たな足跡
2013年 長嶋茂雄 プロ野球選手 国民的スターとして野球史上に残る
功績と貢献
2016年 伊調馨 レスリング選手 五輪史上初の女子個人種目4連覇
2018年 井山裕太 囲碁棋士 史上初、2度の7冠独占
2018年 羽生善治 将棋棋士 史上初の永世7冠を達成

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