藤井六段が強すぎて浮上した「上座・下座」問題とは?

藤井六段がこのところ更に強さを増して来て現在は15連勝中です。


しかも最年少ですから末恐ろしいです。いや楽しみで仕方ありませんね!


ですが藤井六段が強すぎて急速に段位を上げていることで、ある問題が浮上しています。


「上座・下座」問題です!


過去にはあの羽生さんもこの「上座・下座」問題に直面したと言います。


今回は藤井六段が強すぎるために起きる「上座・下座」問題をまとめてみました。

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藤井六段はリベンジと全勝に成功

将棋の名人戦順位戦C級2組最終戦が15日に東京・渋谷の将棋会館で行われました。


藤井聡太六段は三枚堂達也六段と対局。


三枚堂六段は得意の横歩取りという作戦で臨みましたが、藤井六段が85手で三枚堂六段を下しました。


藤井六段にとってはリベンジに成功したとことになります。


三枚堂六段は昨年7月、上州YAMADAチャレンジ杯で当時四段の藤井六段を破った強豪。


今回、三枚堂六段は得意の「横歩取り戦法」を採用し正確な差し回しでした。


しかし藤井六段の方が一枚上手。


前回の対局では200手を超えましたが、今回は藤井六段が序盤からリードを広げて早々に終局。


対局後に藤井六段は「今日は模様の良さを生かせたと思う。いい形でフィニッシュできてうれしく思っています」と笑顔を見せました。


順位戦では9勝をあげていた藤井六段。


たとえ敗れてもC級1組への昇格は決まっていましたが10戦全勝で花を添えたことになります。


これで藤井六段は1月11日から15連勝。


全勝でC級2組を1期で抜けたのは史上6人目です。


あの羽生竜王でさえC級2組は2期在籍したのにです。


やはり藤井六段は圧倒的に強いと言わざるを得ません。

藤井六段に訪れた「上座・下座」問題とは?

藤井六段は2017年度の勝利数が60勝の大台に到達。


最多対局、最多勝利、最高勝率、最多連勝で1位という「四冠」です。


段位も藤井六段となり、15歳にして圧倒的な強さゆえに思わぬ問題が生じています。


その問題というのが「上座・下座」問題です。


「上座・下座」問題とはどういうことか説明します。


将棋の対局では、格上の棋士が床の間を背にした上座、格下の棋士が下座に座るのが通例です。


段位が上の棋士が上座で、同じ段位なら、タイトルホルダーや先輩の棋士が上座という暗黙の了解があります。


ところが、藤井六段はあまりにも早く昇段してしまったので、段位が下の先輩が大勢います。


段位が上なので上座に座るのか、先輩を立てて藤井六段自身は先輩に上座を譲るのかという問題があるのです。

「上座・下座」が問題になった過去の事件

藤井六段だけでなく、この「上座・下座」問題が、大きな話題になったことが過去にありました。


それは1994年のA級順位戦の羽生4冠(当時)による「3連続上座奪取事件」と言われているものです。


名人挑戦をかけたA級順位戦の残り2局、中原誠前名人谷川浩司王将(当時)との対局でのこと。


羽生四冠は上座に座り、周囲を驚かせ慌てさせました。


将棋界の常識から言えば、当時23歳でA級9位の羽生4冠は、順位が上で先輩の中原前名人、谷川王将に上座を譲るべきでした。


羽生4冠はその後、名人挑戦をかけた谷川王将とのプレーオフでも上座に座りました。


それを見たいつも温厚な谷川王将も表情をこわばらせたそうです。


もっとも羽生4冠に全く悪意はなく、無意識で上座に座っていたようです。


誰も教えてくれなかったのでしょうか?


今回も藤井六段が似たような立場にありますので気になります。

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藤井六段は「上座・下座」問題にどう動くか?

今の所、藤井六段と対局が決まっている棋士の中に、藤井六段よりも段位が下の先輩棋士はいません。


しかし、いずれこうした場面に出くわすことになるでしょう。


あるベテラン棋士は「私は譲ると見ています」と話しています。


果たして藤井六段は「どうぞ、どうぞ」と譲るのか、堂々と上座に座るのか?


すでに話題になっていますね。


勝負に直接関係するわけではないですが、藤井六段にとっては意外と難しい問題かもしれません。


しかし温厚で先輩を立てる意識が強い藤井六段なら先輩に上座を譲るような気もします。


今度、藤井六段が先輩の棋士と対局する時が楽しみですね。

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